新着情報

岩谷堂箪笥の買取を行っております

2015.10.31

岩谷堂箪笥買取ります

【着物買取いわの】では着物や帯、和装小物の買取の他にも骨董品や美術品など様々な品物の買取を行っており、今回は岩谷堂箪笥の買取についてお話させて頂きます。
岩谷堂箪笥は岩手県で生産されている伝統ある民芸家具です。
使われている素材は主にケヤキと桐が使われており、丈夫なケヤキは表層に、湿気、防虫、火事に強い桐は引出し部分に使用されています。
この事からも美しさと機能性をしっかりと合わせ持っている事が分かり、現代の箪笥にはないきめ細やかさを感じます。
箪笥の表面は漆塗が施されており、塗っては拭き、塗っては磨くという工程を何回も繰り返す拭き漆塗と、鏡のような光沢を放ち木目の美しさを最大限に引き出す木地呂塗が使われています。
この漆の風合いも使い込めば込むほどに味わいが出てくるのが魅力で、中古市場でも時代家具などと呼ばれ、古い時代に制作された岩谷堂箪笥は高値で取引されています。
そして、岩谷堂箪笥の最大の特徴は金具部分で、下絵を描いた鉄板や銅版に鏨(たがね)を使って絵や模様を打ち出し手打金具を作り、手打金具をもとに作った鋳型を使って作る南部鉄器金具の2種類が使われています。


こうして見ると岩谷堂箪笥は様々なこだわりと工程を経て出来上がっている事が分かり、高値で取引されている事も納得できますよね。
そんな岩谷堂箪笥のご売却をしませんか?【着物買取いわの】では岩谷堂箪笥の出張買取を行っており、日本全国を対象としています。
処分をお考えの岩谷堂箪笥のご売却をしませんか?他では処分するにも運搬料や手数料がかかってしまいますが、【着物買取いわの】ではそういった手数料を請求する事はございませんので、お気軽にお問合せ下さい。



岩谷堂箪笥について

岩谷堂箪笥の歴史は藤原清衡が産業奨励に力を注いだ時代まで遡ると伝えられており、1780年代の天明時代に岩谷堂城主・岩城村将が米の生産だけに頼る経済から脱しようと家臣である三品茂左右衛門に箪笥の制作、塗装の研究を命じました。
こうして三品茂左右衛門は車箪笥を作り、約100年後には鍛冶職人が彫金金具を考案し、岩谷堂箪笥の原型が出来上がりました。
その後上流階級の武士や大名などを中心に岩谷堂箪笥は広まっていきましたが、この時はまだ庶民が手を出せるような品物ではありませんでした。
ようやく庶民の手に渡るようになったのは明治時代になってからで、一般家庭に普及したため岩谷堂箪笥も需要が増え、最盛期を迎えます。
しかし、時代の波というのは恐ろしいもので、昭和時代に入ってしばらくすると岩谷堂箪笥の需要は減り、存続の危機に直面します。
それでも岩谷堂箪笥は伝統の技術を守り続け、品質を落とす事なく苦しい時代もなんとか乗り越える事ができると東京のデパートでの展示会をきっかけに首都圏を中心とする都市生活者の需要を開拓し、再び伝統家具の良さが見直され始めました。
こうして岩谷堂箪笥生産組合が組織され、その後、岩谷堂箪笥生産協同組合へと発展し、現在に至ります。


岩谷堂箪笥は総抽斗箪笥、引戸付箪笥、片扉箪笥、車付箪笥、観音戸付箪笥など多数あり、どれも木目の美しさを邪魔しない見事な装飾と漆塗りで日用品でありながらも芸術品と言っても過言ではない存在感を放っています。

お問い合わせ・無料査定はこちら

無料査定のお申込みはこちら