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からむし織の買取を行っております

2015.11.11

からむし織買取ます

からむし織はあまり聞き慣れない名前かと思いますが、福島県大沼郡昭和村で生産されている織物です。
からむしとはイラクサ科の多年草で、苧麻(ちょま)とも言われており、からむしを原料とした上布の産地は越後上布、宮古上布、八重山上布などが有名ですが、からむし織の昭和村は本州における唯一の上布の原料の産地として600年以上の歴史と伝統が受け継がれています。
しかし、昭和村の過疎高齢化が進み、からむし織の後継者が少なくなってきている事から生産量は減ってきており、からむし織を絶やさないためにと村人との交流とからむし織の後継者を育成するための「織姫・彦星制度」というものを設置し、11ヶ月に渡るからむし織の研修制度を実地しています。


そんなからむし織の原料であるからむしですが、雪が解けた5月中旬頃に根を植え、1年目は雑草を取り除く程度の手入れを行い、2年目にはからむし焼を行います。
このからむし焼はバラバラに発芽してしまうからむしを一斉に発芽させるために行われる工程の一つで、害虫駆除や灰を肥料にする意味合いも兼ねています。
このからむし焼が終わった翌年、つまり根を植えてから3年後にからむしは収穫できるようになり、収穫は1本1本カマで刈り取っていき、からむしの成長具合によって品質を分けて束ねられます。
そのからむしから繊維を取り、糸を紡ぎ出してようやく織物を作るスタートラインに立てるのですが、糸は大変デリケートなため、扱いには高度な技術を必要とし、1反織るのにも結構な手間と時間がかかります。


麻織物と同じように見えるからむし織ですが、麻織物よりもハリがあり、帯として仕立てられている事が多い織物です。
からむし織をお持ちでしたら、【着物買取いわの】がお買取致しますので、お気軽にお問合せ下さい。




からむし織の買取について

からむし織は福島県指定重要無形文化財の指定を受けており、福島県大沼郡昭和村で織られている織物です。
しかし、からむし織の原材料の中でも最高級のものは越後上布、小千谷縮布技術保存協会へ出荷され、越後上布や小千谷縮布になっています。
その最上級以外の原材料を使ったものがからむし織として生産されており、現状では糸の染めや絣づくりは昭和村ではしておらず、他産地で行われているようです。
奥会津振興公社で作られているからむし織は昔ながらの地機や高機で織られ、自然な風合いが特徴で、素材と生産者名が記載された証紙がついています。
また、お写真のように違う生産者の証紙もいくつか存在しており、証紙は保証書のような役割を持っているため、買取額に影響する場合がほとんどです。


からむし織は糸の太さを変えて多用な編み方を組み合わせる事で、バリエーションが豊富な織物です。
「これはからむし織かな?」と疑問に思うお品物でも、【着物買取いわの】であれば無料でご相談をお受けしておりますので、お気軽にお電話、メールにてお問合せ下さい。

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