
かんざしの挿し方
かんざしの挿し方
最近は、着物を着ていなくても、普段のお洋服にあわせて、簪(かんざし)を使って、ヘアアレンジをする若い女性の方も増えてきましたね。
夏の浴衣にも似合いますが、洋服にもマッチするかんざしは挿し込むだけで、シニオンなど、簡単にアレンジできてしまいます。今回は、自分でもできる簡単なかんざしの挿し方・やり方についてご案内します。
かんざしの基本の挿し方・やり方
まずは、基本のかんざしの使い方についてです。
1. セミロング・ロングのヘアの方は、まず髪を一つに束ねます。
2. 次に、根元をしっかりと持って、束ねた髪を時計方向に数回グルグルねじります。
(しっかりねじることで、かんざしを挿した時の安定感が変わります。)
3. 左手で髪を持ち、頭皮から3センチ程離した毛束の中央あたりに、かんざしを挿して、毛先を左側にひっぱります。
4. かんざしを時計回り傾け、その後、かんざしの先端を軸にして、頭皮に沿わせて右手で、かんざしを上へひっくり返します。
5. かんざしを地肌に沿わせて押し込んで出来上がりです。
慣れてくれば、かんざしのみでも使うことができますが、初めての方は、ヘアゴムなどを利用して、髪をまとめてから、かんざしを挿すと上手くまとめることができます。
また、襟足の髪を三つ編みにしても可愛いです。
かんざしで夜会巻き
かんざし一本で、簡単な夜会巻きも作れます。 基本のかんざしの挿し方のところで、髪を束ねて、時計方向に数回ねじる時に、後ろからみて耳の中央あたりから巻き上げていきます。
そして、頭頂部まで巻き上がったら、左手に余った髪を持ち、右手にかんざしを持って、左手の束ねた髪とともに、下からすくうようにして、ねじ込みます。
かんざしの向きを上から下に押し込んで、整えたら、大人っぽい夜会巻きの完成です。
ショートヘアもかんざしでドレスアップ
かんざしは、髪の長い方が結うためだけでなく、ショートヘアにもアクセントとしておすすめです。
ボーイッシュなショートヘアも、かんざしを挿すだけで、ぐっと印象が変わります。
ショートヘアのかんざしのやり方は、まず挿したい髪の位置を決め、土台の髪を編み込み、Uピンなどで毛先をみえないように髪の中に押し込み、上からお好みのかんざしを挿し込んで完成です。
夜会巻きなどに、髪の長さが足りないボブヘアでも、髪の上部2分の1を後ろで一つにまとめヘアゴムでお団子にまとめ、余った髪を捻ってお団子の内側にピンで入れ込み、整え、かんざしを挿せば、イメージもかわります。
最近は、純和風なかんざしだけでなく、様々なカジュアルなかんざしがでていますので、着物だけでなく、洋服にあわせても、個性的なヘアアレンジが、髪の長さにあわせて色々楽しめます。
旅行先の温泉などで浴衣を着る時にも、ささっとかんざし一本で、さりげなく髪を結えたら、お洒落ですね。