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振袖の柄の選び方

2015.12.8

振袖の柄の選び方


未婚女性の第一礼装である振袖。袖丈が長く、着物の中でも華やかさが際立つのが振袖です。一生に一度の成人式では、洋装よりも、振袖を着用するのが現在でも定番となっています。

成人式に着用後は、お友達の結婚式やパーティ、謝恩会等、着用できます。

振袖が誕生したのは江戸時代のことと言われており、当初の振袖の袖の長さは、現在ほど長くなかったそうですが、徐々に長くなり、現代のような振袖になりました。


振袖にも種類があり、袖の長さによって「大振袖」115cm前後「中振袖」100cm前後「小振袖」85cm前後とサイズによって分かれています。

大振袖と中振袖はフォーマル用の振袖で、小振袖がおしゃれ用の振袖となっており、成人式には中振袖をお召しになるのが一般的となっていますが、体格により大振袖をお召しになる方もいらっしゃるようです。

 

振袖の柄

華やかな印象の振袖ですが、様々な柄があって、選ぶ際には迷ってしまうかもしれませんね。

振袖の柄は、主に古典柄・新古典柄・モダン柄の3つがあります。


古典柄

振袖の古典柄は、日本の歴史の中に息づいてきた意匠で、いつまでも飽きのこない美しいデザインは、晴れの日に女性を華やかに彩ります。

振袖の古典柄は、昔ながらの伝統的な柄の花や鳥・扇・宝物などで、全体的に施されていることが多く、清楚なイメージです。古くから親しまれてきた柄ですので、流行に左右されず、いつの時代でもお召しいただけます。また、古典柄の総絞り辻が花振袖は、大変豪華で、芸能人が成人式や婚約発表などの時に着用している姿をテレビや雑誌で目にした方も多いかもしれません。


代表的な古典柄

扇面…末が広がることから縁起のよい模様とされています。単独ではなく草花などと組合せられます。


蝶…青虫から成虫に姿を変える蝶は、縁起の良い柄とされており、また「チョウ」の音が「長」であることから、長寿を表します。


手鞠…魔除けの意味。手鞠柄の中には、桜や鹿の子など、他の柄が描かれている場合が多くみられます。


梅…冬から春に変わる時に、一番に咲く花なので、縁起が良いといわれる柄です。


菊…日本人にもっとも親しまれている柄の一つです。 菊の花弁は放射線状になっているので、太陽に見立てて、花の柄の中でも最上位になっています。不老不死・延命長寿・無病息災・邪気払いといった基本的意味があります。


牡丹…幸福・富貴などを意味する花の柄で、花の王者ともいわれます。牡丹唐草、牡丹と蝶など、合わせ柄としてもバランスがよいとされています。


桜…日本の花の定番ともいえる桜の柄は、桜吹雪や夜桜など多くの風情ある意匠で用いられ続けています。


束ね熨斗…熨斗は、鮑の肉を薄く剥いで引き伸ばし、紙の間に挟んで祝儀の進物や引き出物に添えたのが始まりで、それを帯状に文様化したのが熨斗文です。数本を束ねた束ね熨斗として表される吉祥文様です。 


新古典柄

振袖の柄のある場所が、袖や裾だけなど、一部分になったものです。新古典柄は、柄が全体的に入った古典柄の振袖より、少し大人っぽい印象になります。 柄の入る場所が部分的になることで、かなり大人っぽい印象になります


モダン柄

モダンは、近代的・現代的という意味ですので、古典的な柄とは対照的に、現代の流行を取り入れたデザインのものです。モダン柄は、今どきの振袖といえ、古典柄にはなく、個性的な柄を好む方にはぴったりです。

モダン柄には、ヒョウ柄や洋風の薔薇や蝶のほか、幾何学的な柄を現代風にアレンジしたデザインもあります。

また。柄にスワロフスキーをあしらったキラキラ輝く振袖もあるそうです。モダン柄の振袖には、大人っぽいシックな柄のものから、可愛らしい柄まで、様々ありますので、個性派の方に良いでしょう。

 

振袖の柄選びのヒント

振袖の柄を選ぶには、体型や身長などもあわせて考えるとよいかもしれません。

背の低い方や、ふっくらとした体形の方には、あっさりとしたシンプルな柄の振袖で、上半身にあまり柄が入っていないものがおすすめです。

やせ型の方は、ぼかし染めや絞りなどの柄で、ボリューム感を出すとよいでしょう。ピンクなどのふんわりした色合いに柄が入ったものも、ふっくらみえるのでよいかもしれません。

身長のある方は、大胆な大柄の振袖が着こなせます。襟元にも柄が入ったメリハリのあるデザインの振袖がよいでしょう。

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