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葛布の買取を行っております

2016.3.10

葛布買取ます

葛布は「くずふ」と読むのが一般的ですが、かつては「かっぷ」「くずぬの」などと呼ばれていました。
葛布は葛の茎の靫皮繊維を糸にして織りあげた布で、葛の蔓を煮て水に晒し、発酵させたのちに繊維を取りだし、これを績んで葛糸にして織あげます。
産地によっては緯糸と経糸の両方に葛糸が用いられていたり、経糸に絹、麻、木綿の糸を用いる事があり、葛布と呼ばない所もあるようです。
昔は庶民の被服や上流階級の喪服などに用いられていた葛布ですが、現在では着用目的よりも、襖張り、壁張り、表装、装本用の布などで用いられる事が主となってしまいました。


そんな葛布ですが、静岡県西部の掛川市の周辺で作られているものが有名で、掛川では経糸に木綿、麻、絹を使い、緯糸に撚りを掛けない葛の平糸で織りあげています。
江戸時代には芭蕉布や晒布と並んで掛川の名産だった事が、寺島良安により江戸時代中期に編纂された和漢三才図絵に記載されています。
また、日本最古の葛布は古墳時代前期に九州の大宰府にある菖蒲浦古墳で発見された鏡に付着した葛布とされています。
そして江戸時代には公家の直垂、狩衣、武士の陣羽織、裃、火事羽織、道中着などに葛布が用いられていたため、江戸時代のものが中古市場でも出回っている事があり、高価買取が期待できる葛布もあります。
もしかしたら、伝統ある家柄の蔵や倉庫にはこういった葛布が眠っているかもしれません。


【着物買取いわの】では葛布の買取を日本全国で行っており、その葛布の状態によって買取額は変わってきますので、葛布のご売却をお考えでしたら、無料で査定・見積を行っている【着物買取いわの】までお気軽にお問合せ下さい。




葛布の買取について

葛布かどうかは見た目で判断するのは熟練した目が必要ですが、お品物によってはこちらのお写真のように葛布だという事が明確にできる証紙などがありますので、そういった場合はお品物の状態と共に、証紙に書かれている事をお伝え頂くと査定がスムーズに進みます。
葛布だけに限らず、着物、帯、反物など全般に言える事ですが、シミ、汚れ、カビ、シワなどはマイナス評価となってしまいますが、着用するのに支障がないものに関してはマイナス部分も踏まえて評価し、買取を行っています。
一方、着用するのに支障がある場合、リメイク素材としての評価で買取る事もありますが、1点での評価はできませんので、いくつかまとめての評価となります。


【着物買取いわの】では葛布を含め着物、帯、反物などの買取には、極力実際にお品物を見て査定を行っております。
おおよその買取額だけを知りたいという方は、口頭ではおおよそであっても買取額をお伝えする事は難しいため、メールやオンライン査定に画像を添付して頂ければお答えする事ができますので、お気軽にご相談下さい。

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