藍田正雄の作品買取ます

藍田正雄は生涯を江戸小紋に捧げた作家といっても過言ではなく、今でこそ江戸小紋の代表的作家としての地位を手に入れましたが、その道のりは決して楽なものではありませんでした。
藍田正雄は父親も小紋を染める職人で幼い頃から父親の仕事を見て育ち、物心つく頃には染物に魅了され、中学を卒業してすぐに品川にある染織工房に弟子入りしました。
2年で周囲から注目される存在となり、慢心から修行先の染色工房を無断で飛び出し、父親のもとで仕事をしようと考えましたが、父親はその慢心さを見抜き、家に入れる事を許さず、藍田正雄は修行先に戻る事もできなくなり様々な仕事場を転々とする事になります。
新しい仕事場の職人たちは自分の仕事をよそ者である藍田正雄に教える事はなく、一方で仕事は少しのミスも許されないため周りが期待する以上の仕事をこなさなければならず、血のにじむような努力を重ね実力派へと成長し、地元へ戻り独立を果たしました。
しかし、その頃には世の中は価値あるものよりも安価なものを求める風潮が強くなっており、手の込んだ藍田正雄の江戸小紋はどの店も取り合ってくれず、家庭は貧窮していきます。
家族を守るために江戸小紋の仕事を辞めようと思っていた矢先、最後の望みをかけて、渾身の作品を手に様々な店を回り、最後に訪れた店が希望の光となった事で藍田正雄の今日までの江戸小紋人生がスタートしました。

藍田正雄は「板引き杢」という木目を思い起こさせるオリジナルの模様や、「江戸小紋深山染め」と呼ばれる傘地を染める技法を小紋染めに取り入れた染色法の復元などを行っており、江戸小紋の技術を高める動きと共に、私財を投じて伊勢の型彫職人の元に通いつめて新しい型紙を作ったり、江戸小紋に大切な型紙を作る職人との信頼関係を作るなど後進のためにも尽力しています。
そんな藍田正雄の作品のご売却をしませんか？【着物買取いわの】では藍田正雄の作品の買取を行っており、しっかりと評価して買取を行っております。

藍田正雄の作品買取について

藍田正雄の作品にはこちらのお写真のような落款が記されている事があり、ご自宅で眠ったままになっている着物や反物にお写真のような落款や藍田正雄の名前がありましたら、【着物買取いわの】までご連絡下さい。
藍田正雄の作品は高価買取が期待できますが、シミ、汚れ、ほつれ、臭いなどマイナス要素がありますと評価が下がり買取額も下がってしまいます。
また、着物の場合は仕立てられているサイズによっても評価が変わってきます。
特に小柄な人の体型に合わせて仕立てられている場合、需要が少なく思ったほど買取額は高くなりません。
逆に大柄な人の体型に合わせて仕立てられていると布が多いため仕立て直しができ、小柄な人のものよりはお値段が付く場合もございます。
このように着物の買取には細かい買取基準があり、そこにはしっかりとした知識がないと対応する事ができません。
【着物買取いわの】に在籍している鑑定士は長年の買取実績と経験、そして豊富な知識を備えておりますので、ご安心したお取引が可能となっております。
藍田正雄の作品をしっかりと評価して買取ってもらいたいという方は、まずは査定・見積無料の【着物買取いわの】に任せ下さい。