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和装コラム~着物コーディネート(夏)

2018.1.28

和装コラム~着物コーディネート(夏)



暖かい春が終わると暑さの厳しい夏がやってきます。

着物は風を通しにくく着ているとベタベタしてしまうのであまり夏に着る人は少ないのですが、着る素材を変えるだけでとても過ごしやすくなります。

今回は、夏に着る着物の柄と涼しく着るコーディネートをお話し致します。






夏に合う着物の文様


春は、暖色系の着物が多く着られますが、夏は見た目からも暑さを紛らわす為寒色系の着物が多く着られるようになります。また、着物の柄では以下の文様がオススメとなります。



紫陽花

6月~7月の梅雨の時期に咲く花として有名な紫陽花は、ヨーロッパや東南アジアなどで品種改良された花もありますが、原産地は日本です。

日本で古くから育てられた紫陽花は、鎌倉時代から観賞用として育てられ、様々な色で咲く事から移り気という花言葉がついています。

しかし、小さい花が集まり一つの大きな花に見える事から最近では家族団らんという花言葉が定着しつつあります。

着物や浴衣の文様としても愛されている紫陽花は、色合いによって涼しげな印象を持たせる文様として若い人から年配の方まで人気のデザインです。

背景が白や水色の涼しげな着物には濃い青や黒い帯でメリハリをつけ、濃い青や紫などの着物には涼しげな白や薄い緑などの帯を選ぶと着物の色を邪魔しないコーディネートとなります。



竹は、竹取物語でかぐや姫が生まれてくる場所として有名なので日本古来の植物かと思いますが、実際は東南アジアが原産地だそうで、現在は、オーストラリアの北部やアフリカ中部、日本、中国で自生している植物です。

中国の故事では、鳳凰は竹の実を食べるという記述があり古来から吉祥の象徴とされてきました。

また、竹は一度植えるとどんどん成長し、なかには1日で1メートル以上成長する事もあるそうで、子供の健やかな成長を願う文様とも言われています。

さらに、多くの植物が寒さで枯れてしまう冬でも竹は色を変えず育ち続ける事から長寿などを意味しとても縁起のいい文様とされました。

また、竹の描かれた着物は、凛とした女性を感じまるで日本の美を映し出したデザインとなっています。

黒地の大人っぽい着物には金の帯で豪華さをプラスしたり、グレーの着物にはあえて薄いピンク色の帯を付けて柔らかい印象を持たせるといいでしょう。




トンボ

 

トンボは昔から世界中に生息している昆虫で、祖先は3億年程前に生息していたメガネウラという生物だと言われています。

現在は、世界中で5000種類日本では200種類ものトンボが確認されており、日本でも夏から秋にかけてよく見る事の出来る昆虫です。

また、トンボは後退せず前にしか進まないという性質を持っており、この事から「どんな事があっても怯む事なく前に突き進む」強い虫というイメージがつきました。

勝虫や勝軍虫とも呼ばれたトンボは、多くの武士などに縁起物として好まれ着物や武具の文様に用いられるようになりました。

トンボ文様の着物には、帯を豪華なデザインにしアクセントを付けるといいでしょう。





柳とは中国原産の植物で、現在その種類は約350種もあると言われています。

一度植えるとどの植物よりも育つのが早く生命力が強い柳は、地盤を支える事が出来る程根が強いので、川岸などに多く植えられています。

また、枝や葉にはサリチル酸という解熱鎮痛効果のある養分が含まれている事から魔除けなどの邪気を払うと信じられ、吉祥文様としても用いられました。

柳文様は、紫陽花や竹などのように単体で使われる事はとても稀で、夏鳥と呼ばれているツバメや、波文様などと一緒に描かれる事がほとんどです。

日本で柳と言うと、幽霊などと一緒に描かれる事が多く「不気味」や「怖い」という印象もあると思いますが、柳文様の着物はとても繊細で美しいデザインの着物が多く、大人な女性に愛される文様となっています。

柳文様の着物には、薄い色が多いので白地などの同系色の帯を付けるか、黒や金の帯でメリハリを付けるといいでしょう。




夏に着る着物


夏の暑い時期に着る着物は、おしゃれと涼しさを兼ね備えたコーディネートが欠かせません。せっかく着物を着ておしゃれしているのに、暑くてどうしようもないという事は避けたいですからね。

夏本番の7月と8月には、絽や紗などの透け感のある軽い着物を着用すると快適にお出かけが出来ます。

また、長襦袢や肌着を着る際は一般的な正絹よりもレースや麻などの薄い生地のものを着ると涼しく過ごす事が出来ます。

帯に関しては、着物に合わせて透け感のある絣や麻などを着用すると涼しさが感じられるようなコーディネートになりオススメです。



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