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帯周りの悩みQ&A

2016.5.23

帯周りの悩みQ&A


和服の着付けの悩み事で最も多いのが帯周りのことだといわれます。和装専門家による帯周りの悩みに関するQ&Aを紹介します。



帯周りのシワを整えるには?


目につきやすい帯周りのシワ。せっかく自分で着付けても、帯周りにシワができてしまうと、すっきりみえません。

まず、衿あわせのときに、布目を通すように引き、左右対象に深くあわせることで着くずれを防ぐことができます。 そして、下前のおはしょりを三角に折り上げ、もたつかないようにきれいに重ねて一枚にします。

胸紐を締め、身八つ口( きものの身頃の脇のあき部分を身八つ口)に親指を入れて、たるみを左右に引き、前後ともシワを脇に寄せます。ポイントは身八つ口を整えることです。 重ねた身八つ口を後ろに折って整えることで、脇が開きにくくなります。


帯揚げを綺麗に整えるには?


帯揚げの処理が上手くいかないというお悩みは意外と多いようです。

帯揚げを左右の長さを同じにし、脇から先端に向けて帯揚げを三つ織りにして持ちます。着物の合わせかたと同じように、上前側が上になるように交差し片花結びにして一度結びます。

このとき、結び目に指を入れて押さえ、片方だけを引くと、結び目が四角く整います。


絞りのない帯揚げの場合は、ボリューム感がなく、帯の中に隠れてしまいがちです。そんな帯揚げをふっくらと魅せるには、余った帯揚げの端を結び目の根元から、帯揚げの中に入れてふくらみをもたせます。

結び目を帯の中に納め、親指を入れて中央から脇までしごくように綺麗に整えるとほどよいボリュームになります。最後に脇のあたりまでしっかり鏡でチェックしましょう。


帯が緩まないようにするには?


帯を二巻きして結んで締めたとき、たれを右上に、手を左下に引きながらしっかり結びます。

左に引いた手を一度右に押し戻すようにすると、結び目が安定し、緩みにくくなるそうです。


帯の長さが足りないときは?


帯の長さが足りず、柄が出ないという場合は、帯を二度巻かず、一度だけしか巻かないという方法もあります。

ポイント柄のないなごや帯にはおすすめの方法です。一度しか巻かないので、必ずしっかりと結びます。

袋帯の場合は、一重太鼓に結ぶという方法もあります。


帯が長すぎるときは?


帯が長すぎるときは、手を長くとるのが一般的ですが、それでは模様が出しにくいときなどは、たれを二回おりこむ方法がよいことがあります。

長すぎるたれをちょうど良い長さになるように一度内側に折り込みます。さらに折り上げてお太鼓をつくると、折り込んだ分は手先に隠れてみえないようになります。

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