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夏の着物のお手入れ&汗対策のヒント

2016.8.30

夏の着物のお手入れ&汗対策のヒント


蒸し暑く汗をかきやすい夏は、できるだけこまめに、自分で着物をお手入れして、清潔かつ快適に乗り切りたいですね。今回は、着物研究家や着物の達人による、自分でできる夏の着物のお手入れや汗対策など、日々のケアや夏をできるだけ涼しく過ごすための工夫について、ピックアップして紹介します。


暑い夏の日の外出で、汗をたくさんかいてしまった日の帰宅後の着物の汗ジミ対策は?

・着物の下にタオルを敷き、硬く絞ったタオルで叩いて、下のタオルに汗を移す。

着物用ハンガーにかけて、汗をかいた箇所に霧吹きし、その後、晒し木綿でおさえて汗を含んだ水を吸い取る。

着物を裏返して着物用ハンガーにかけ霧吹きし、半日ほど経ったら当て布をし中温でアイロンをかける。等

 ※御召や絽縮緬など、縮みやすいものは着物を扱うクリーニングなどを利用しましょう。


着物で汗をかかないために、予防として行っていることや工夫は?

ウェットティッシュを常に持ち歩き、衿首、袖口などをこまめに拭く。

着つけの時に一番汗をかくので、部屋を寒いくらいに冷やしてから、着つけをする。

晒し布で保冷剤が入る大きさの袋をつくり、和装用ブラの両脇下などに入れておく。

おしろいにベビーパウダーを混ぜると、一日中汗崩れがなく、衿周りに汗がつきにくくなる。

和装用ブラではなく、晒を脇からしっかり巻いていくと、汗予防になる。

タオルを三折りにしてウエストに巻くと、着物に汗移りしにくい。

脇の下の当て布に、肌触りと汗吸収の良いワッフル織綿布を使う。等


夏の着物にシワがついてしまったら?

シワの部分に霧吹きをして汗を別布に移した後、手をあててアイロンすると、布を傷めずにシワがとれる。

着物全体のシワには、旅先ならたたんだ上にマクラを置き、家庭ではアイロン台で押しをするとよい。等


夏用の帯揚げや伊達締を自分で洗う場合は?

帯揚げは衣料用中性洗剤で水洗いし、バスタオルに挟み、水を切って干す。

脇の下は特に汗ジミになりやすいので、衣料用中性洗剤で特にもみ洗いする。

夏が終わったら、ネットに入れ、衣料用中性洗剤で洗濯機洗いし、その後アイロンをかけてしまう。等

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